2024年12月13日金曜日

和紙の水切り

 来年展示の準備を!!!!!

奈良県立美術館ギャラリーで予定(4/5-5/18)している展示の作品ー100の墨のインスタレーションの作品の周りを水切り。これ、かなり大変で時間がかかるのですが、水切り作業は、感動的。水をつけた筆を走らせると、そこがスッと切れて、繊維が出た境界線は美しい。周囲を受け入れ、そこに、共存するかのように溶け込んでいくようだ。空間の繊細なぼかしの感覚。

このとき使う筆は、最高に描き心地の良い熊野の筆。1回で水が引けて、含みがよく、この筆のすごさを感じる。墨も和紙も筆も歴史の中で今に繋がり、出逢えたことに感謝の気持が湧いてくるのです!(やっぱりスゴイ仲間と共に表現できる喜び)




1枚1枚違う墨。こうして並べてみると違いがよくわかる。百の墨を、磨って一枚一枚描き、それらの周りを水切りしたところ。気が遠くなることのようだが、墨たちとの会話は、毎回新鮮で、ワクワクする!

この感動をインスタレーションで伝えたい!

次は、竹ひごを、付けるのー(^^)

もう少し!


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