昨日の突然の悲しい訃報に、私はアトリエで真っ白な手漉きの和紙をひろげて
感謝の意と共にご冥福を祈り、合掌をしました。
1月20日福井県無形民族文化財保持者の3代目岩野平三郎さんがお亡くなりになられました。本当に悲しいお知らせです。
私はずっと、岩野製紙所の手漉き和紙を使わせて頂き制作を続けて参りました。
2014年の夏 福井県武生の卯立の工芸館で「荒井恵子の世界-襖絵ひろがりつながる」
の展示の際には大変お世話になり石川理事長と共に岩野さんと3人のトークショーを
させて頂いたのが昨日のことのように思い出されます。
いつも優しい笑顔で迎えてくれるとても暖かいオーラを持った尊敬する方でした。
私のアトリエには岩野さんの想いのこもった和紙がいっぱいです。
これからも心の中に...いつも変わらぬ笑顔で一緒に居てくれることでしょう。
そして、改めて越前和紙で制作出来ること、そして武生とのご縁をかみしめ、改めて
身が引き締まる思いでおります。このご縁を大事に私の出来ることを丁寧に
心を込めてやっていくことを強く深く心に誓いました。
合掌
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